文庫版 姑獲鳥の夏
京極 夏彦
コメント
たしか受験終わって、やっとあの煉瓦みたいなシリーズが読める…!と取りかかったら、あまりに理想のミステリで、あ、私もう自分で書かなくていいや、意欲を失った一冊(といっても、当時は小説の真似事というか物語にもならない細切れの文しか書いてなかったけど)。それくらい衝撃的だったので一冊目として。
嗤う伊右衛門
京極 夏彦, FISCO
同じ作家さんは一冊だけにしよう、と思ったンだけど、これは姑獲鳥で書く気力を失ってしばらーくして(京極本を読破してた、笑)読んで、一晩で読み切って「わたし、こういうお話が書きたい」と思って、書く気力を取り戻したお話。単純だな自分!つまり京極先生には足を向けて寝られません!! 姑獲鳥も伊右衛門も「他人が見ている世界と自分が見ている世界は違う、違って当たり前だ」という話なんだと思ってます。なお伊右衛門は私の理想の恋愛小説です。(本当
バッテリー
あさの あつこ, 佐藤 真紀子
なんせ名刺代わりというからには入れずにはいられない…おかげで、干支一周くらい二次創作に足を突っ込んでましたよ、びっくりだよ。そして今でも野球を見る、っていうか、むしろそっちが主な活動になったという。 や、創作の愉しさを思い出させてくれた、という意味でもあさのセンセーには足を向けて(以下略)
マークスの山(上巻)
高村薫
現役JKのころ、初めて甲子園で生観戦した帰りにコレ読んで「え、何だこの傑作BL小説は…これ一般書のコーナーに置いてあっていいの!?」と動揺したのを覚えています…(直木賞ですよwww) ちなみに、高村女史はすっごく改稿される方で、コレも文庫化で大好きなシーンがカットされてて衝撃的だったよ。削っちゃうの!?って。連載のときも違ったんだろうなあ。
外科室/海城発電
泉鏡花
特に『外科室』を…名刺代わりであれば。や、不勉強なので、鏡花作品ほかに傑作はいっぱいあるとは思いますが、これしかない。あなただから、かあ…と、まあ衝撃的でした。これも理想の恋愛小説といえなくもない。
双子の星/オツベルと象/やまなし
賢治からは『オツベルと象』を。元はといえば、オツベル〜を原作としたweb漫画を読んで、それこそ雷で打たれたような(慣用句)だったんですが、原作を読んでまた焼け焦げたというか。もちろん原作が傑作ですが、漫画も傑作と思います。ググれば出てくるかな。
ペテロの葬列 下
宮部 みゆき
宮部さんはだいたい読んでるし、とにかく外れのない作家さん、というか神様だよ知ってる!細部に神宿る感じの。 ただ今後、書き続けていきたい物語として、この杉村さんのシリーズと時代物だとぼんくらシリーズだとおっしゃっていたような。このシリーズ、傑作だと思うけど事件や終わり方があまりに哀しくて(特に杉村さんが探偵はじめる前の)うおー!と思うんだけど(語彙力)人は痛みを抱えて生きる、というお話だと受け止めています。
猫を抱いて象と泳ぐ
小川 洋子
傑作、以外の説明が見当たらない…どうしよう… 読書好きの方はご存じ、博士の愛した〜の小川さんですが、私はこの方の文章が死ぬほど好きなんだな、と改めて思っています。基本、ストーリーでしか読む本選ばないですが、小川さんだけは小川さんだから読むということが多い。 なお猫を〜が一番好みですが、『薬指の標本』は理想の怪談ですかね。
フィッシュストーリー
伊坂 幸太郎
伊坂さんも作家読みしてますが、なんでコレかというと『動物園のエンジン』を…どうしても推したい。シンリンオオカミが私の胸に住んでる理由なので。 物語としては『アヒルと鴨〜』や『重力ピエロ』が好みですが、伊坂作品は映像化にも恵まれてますよね。傑作揃い。あ、フィッシュ〜とマリアビートルは観てないんですがwww 伊坂作品でお馴染みの死神も黒沢もすき。
風神雷神 (上)
柳 広司
柳先生ならジョカゲのほうがと思いつつ、推しCPが動いて喋ってる…!という感動があったのでこちらを。烏丸光広×宗達を推してるんですよ!(力強く) や、もともと宗達が好きだったんですが、この人が謎でね…あとこの時代(安土桃山)が特異点だとは思いますが、また面白くてはまる…と思う。まあでも、光広がなんつーか狡いくらい色男でな…あ、ちなみに、登場する女性達もすごくカッコいいです。
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