名刺代わりの 10 冊メイカー

森のなかの海賊船

岡田淳(児童文学作家)

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こそあどの森シリーズ全部好きだけど、これと「はじまりの樹の神話」はずばぬけている。 シリーズ全体に漂う、普段接さない大人たちの中に混ぜてもらう主人公のスキッパーが緊張しつつも少しわくわくしているんだろうな、という雰囲気。

ブンダバー

くぼしまりお, 佐竹美保

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喋る黒猫、動くかわいいタンス、とっても優しい老夫婦、元気なギャル、グラサン坊主など登場人物が全員良い。他のネコ仲間たちもみんな好きになってしまう。

魔神の指輪

村山早紀, 佐竹美保

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暑くて華やかでうつくしい砂漠のめくるめく景色を、主人公たちと一緒に眺めるような気持になる。宝石を集めるという点はデルトラに通じるところもあるかも。佐竹先生の絵が良い。

ダレン・シャン / 1〔小学館ファンタジー文庫〕

ダレン・シャン, 橋本 恵

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作中で「吸血鬼」を再定義していることに感動した記憶。生態や文化背景に、実在しているような細かさがあるのが良い。師弟関係好きの原点な気がする。日本版の装丁が好きすぎて模写していた時期がある。

ながいながいペンギンの話

いぬいとみこ, 山田三郎

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決して「かわいい」だけでは包み込めないリアルなペンギンの生態をしっかりと描いている。食物連鎖もしっかりある。リアリティと冒険物語としての面白さがどっちも楽しめる。同じ作者の「北極のムーシカミーシカ」も良い。

新編銀河鉄道の夜改版

宮沢賢治

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小学生の時に読んで以降、読むたびにディティールが変わっているように感じるので定期的に読み直している。カムパネルラが砂を見るシーンの台詞は地学に興味をもった一端になってる気がする。

はてしない物語

ミヒャエル・エンデ, 上田 真而子

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小学生のとき背表紙を見ながら「果てはあるやろ」と思っていたけど数年後に読んで思い知らされた。この物語に果てはない。 まだ読んだことない人で読みたい人は、何が何でもハードカバー版で読め(命令)

きょだいな きょだいな

長谷川摂子, 降矢なな

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降矢なな先生作画の絵本で大好きなのがいっぱいあるのでひとつ。とにかく野原にきょだいな何らかがあり、子供が大量に来る。文章のリズムが楽しいし、絵も最高。

10までかぞえられるこやぎ

アルフ・プリョイセン, 山内清子

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林明子先生の絵本からもひとつ。ヤギの赤ちゃんがもうめちゃくちゃにかわいくて最高。他の動物もリアルさとタッチのやわらかさが絶妙で大好き。おはなしもかわいい。

ウエズレーの国

ポール・フライシュマン, ケビン・ホークス

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初めて読んだとき度肝を抜かれた。夏休みに文明を作るなんてことするにしてもここまでやる!?という本。自由研究というものにピンときてなかった当時の自分に読ませてやりたい。

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