ジョーカー・ゲーム
柳 広司
コメント
多分一生モノのスパイ小説。 ドンパチアクションというより、頭脳戦が小気味いい。 人におすすめしたくなる面白さ、読み返す楽しさがある。
バトル・ロワイアル（上）
高見広春
人生観がごそっと変わった一冊。 生きるってことは、死ぬのは？ということを ガツンガツン酸いも甘いも突き付けて問うて来る。
破軍の星
北方謙三
後藤久美子さんが演じた北畠顕家の生涯。 美しい容姿の公家でありながら、武道にも政治にも 長けた青年の２１年の生涯。
吉野朝太平記（第1巻）
鷲尾雨工
南朝を支えた楠木正成の息子、正行、正時、正儀の人生を綴ったシリーズ。 とかく、足利側が取り上げられる中で、克明にその一本筋を通すために生き抜く姿がすがすがしい。
ドリアン・グレイの肖像
オスカー・ワイルド, 富士川 義之
何度も映像化されたミステリー 美しさの裏側の恐ろしさを主人公のセリフから 刻々と感じる。 私としては、Ben Barnsが演じたドリアングレイが 本当に美しく、えげつなく、鬼気に迫っていたと思う。
秘録 陸軍中野学校
畠山清行
「ジョーカーゲーム」の下敷きとなった、 第二次世界大戦中実在した「陸軍中野学校」の卒業生からとったインタビューをまとめ、読みやすくなっている一冊。 ジョーカーゲームで見かけて実際の話や、学校で教えていたカリキュラムも載っている、読み応えのある一冊。
サロメ／ウィンダミア卿夫人の扇改版
オスカー・ワイルド, 西村孝次
ピアズリーの妖しいイラストにひかれた一冊。 思いを募らせるサロメの狂喜に酔う。 ウインダミア卿夫人の扇もまた一味違って妙味。
ボルジア家の黄金の血
フランソア-ズ・サガン, 鷲見洋一
「ボルジア家の黄金の血」・・・・ 私が読んだ小説の中でも屈指のセリフの廻しの気持ちよい 一作。 チェザーレの伊達男にして冷徹、ルクレツィアの兄への強烈な思慕を軸に、ルネッサンスの一幕が巡っていく。
新装版 D機関情報
西村 京太郎
タイトルに惹かれて買った一冊。 海軍の将校がドイツの陰謀に巻き込まれていく。 主人公の関さん、ジョーカーゲームの佐久間さんと友達になれたかもしれない？
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