名刺代わりの 10 冊メイカー

精霊の守り人

上橋 菜穂子

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「守り人シリーズ」は本が好きになったきっかけになった作品。女用心棒のバルサが、精霊をその身に宿してしまったことで命を狙われる皇太子チャグムを護る物語。ストーリーもさることながら、著者が文化人類学者でもあるので、出てくる国や文化圏の作り込みがすごい!!あと出てくるご飯が美味しそう!!

蹴りたい背中

綿矢 りさ

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最年少芥川賞受賞作として有名な『蹴りたい背中』は思春期の感情に直撃した本。 それまでほとんどファンタジーしか読んでなかったため、この作品の高校生の微妙な空気感に圧倒された。 文芸部時代はこの作品のような小説を書きたいと頑張っていた気がする。

眠る盃

向田邦子

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大好きな向田邦子さんのエッセイから一冊。 本作に限らず、向田さんのエッセイではよくご家族の話が出てくる。特にお父さんは昭和気質なので亭主関白でお堅く真面目な方という感じがあるのだが、厳しいながらもエピソードの端々に垣間見える子への愛情が素敵だなと思う。 あと、もしこの時代に過ごしていたら向田邦子さんの妹さんがやってた「ままや」でご飯食べてみたかった〜

ハリー・ポッターと賢者の石

J.K.ローリング, 松岡佑子

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我が家でハード版で全巻揃えたのはハリー・ポッターシリーズだけだと思う。 ストーリーは有名過ぎるので詳細は触れないが、世界観最高!!! 私はヘドウィグ推しです🦉

キッチン

よしもとばなな

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吉本ばななさんの名著。 大切な人を得て、そして失ってしまう。そんな「残された方」に焦点を当てた作品。 血の繋がりはないけれど家族のようなみかげ・えり子・雄一の関係性が好き。

夜のピクニック

恩田 陸

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この作品で読書感想文を書いて、ちょっとした賞をいただいた思い出がある。 思春期の感情の機微が書かれていてすごく好き。 でも、出不精なので、歩きたくはならない。

新装版 ソフィーの世界 上 哲学者からの不思議な手紙

ヨースタイン・ゴルデル, 池田香代子

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中高生くらいの時に読んだ作品なのでちょっとあやふやな所もあるんだけど、面白かった記憶がある。これ読み直したいな。

きよしこ

重松 清

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吃音のある少年の成長を描いた作品。吃音はないけれど言い出せないもどかしさとか人に伝えることの難しさなどは自分にも共感するところがあった。

西の魔女が死んだ

梨木 香歩

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読了後ものすごく泣いた記憶がある。 主人公の生活の息苦しさが西の魔女こと祖母の自然いっぱいの家で成長していくのが少し憧れたりした。生きる力の根本のようなところを考えさせられた作品。

対岸の彼女

角田 光代

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女性同士の関係性などが丁寧に描かれていて、自分とも重なる部分もありすごく引き込まれた。 最後の葵さんと小夜子さんの描写がすき。対岸の彼女って、ナナコと葵の関係性だとナナコにみえて、小夜子と葵の関係性だと葵にみえる。

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